介護休暇について知りたい人に役立つ情報

介護休暇のことについて興味を持っている人が知っておいた方が良いのが、介護休暇の正確な意味である。介護休暇とは、要介護状態の人を世話したり介護したりする目的でとることができる休暇のことである。なお、この場合の要介護状態とは、病気や怪我もしくは精神的・肉体的な障害が原因で、2週間以上の期間にわたって常時介護を必要とする状態を意味する。そのために、介護が必要な期間が2週間より短い場合には、介護休暇を取得できないこともあるので、注意が必要である。会社によっては2週間より短い期間の介護でも、介護休暇を取得できる場合もある。

介護休暇は会社で決められた年次有給休暇とは別に取得できるので、その年分の有給休暇を全て使いはたしてしまった人でも、条件に当てはまれば休暇を申請できる。ただし、介護休暇をとった日が有給になるか無給になるかは、会社によって対応が異なっていて、無給の会社の場合にはその間の生活手段を何らかの方法で確保する必要がある。この制度の対象になっているのは対象となる家族を介護している労働者だが、労使協定が締結されている場合には、介護休暇をとることができない労働者もいる。会社に入ってから6か月を経過していない労働者や、1週間の所定労働時間が2日以下の労働者などが、上記の協定により制度を利用できない場合がある労働者である。ただし、上記の条件に該当する労働者であっても、労使協定に特別の規定がない場合には制度を利用できる。